あとちょっと

               「そうだ!乗っかっちゃえ!いけいけー!」

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                   「どうだ、まいったか!」

                    「うわぁやられたぁー」







もっとゆっくり大きくなっていいんだよ。
もう、卒業。
おねえちゃん、おいていかれちゃったみたいだ。

あと、何回?
あと、ちょっと。
残り、僅か。




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『桜夜風』

吹き抜ける桜夜風
春はもうそこに静かに待つ
拭えない震える日々は
何を語るのだろう
夜の声が誘う

歩き出したら道にまかせて
水溜り越えあてもなく
立ち止まらずにいつかの場所を
ふとした瞬間に思い出さぬよう

吹きさらし子犬に涙
君も一緒に泣いてくれるか
行く道の果てに見える
まばゆい星たちが
瞬いて手を振る

桜通りをつらつら歩く
躓きながらあてもなく
行くは荒野か楽園なのか
野良犬が駆けていく先は何処

去り行くひとよ この道のように
全て何処かに続くなら
季節と共に散った願いも
いつの日にか花を咲かせるだろう

時は遥かに風が優しく
涙を美空へ拭い去る
戻らない日々と笑顔の影も
澄んだ夜に溶け

抗う時よもうさようなら
弓張り月の向こう側へ
吹き抜ける桜夜風
春はもうそこに待つ
一人静かに待つ







山の上の風は冷たくとも、匂いは微かに春を含んでいます。
待ち焦がれた、春。
私の長距離走も、きっと終わりはすぐそこ。

桜夜風はあなたを連れてきてくれるでしょうか。



ただただ、走る、一点を見つめて、走る。

荷造りをしています。
大量の荷物、さながら夜逃げ。
本当にこのまま逃げてしまおうか。
いや、私には責任がある、義務がある。



春はもうそこに待つ。
ひとり静かに待つ。
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by 2pinoko | 2007-03-07 23:57 | 自閉ちゃんと私。
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