![]() 春が来た。 外来の合間にふんわりミルクティー片手にここで休憩する。 春の雪は桜を包んで重たく揺れた。 春になって私は答えた。 ひとつまた時間が動く。 四月に雪なんて! 冷たい牡丹雪を手の平に受けて嬉しそうにきゃあきゃあ騒ぐ。 今年の冬はとうとう山に登らなかった。 レジデントも二年目になりました。 ![]() 本日4錠目のロキソニンを口に入れた。 病院では必ず胃薬と一緒に飲んでもらうけれど 自分じゃぺろんとNSAIDsだけを飲み込む。 こういうときは女であることを呪う。 医療って何だ、とか 家族って何だ、とか 優しさだとか 甘さだとか 1年後とか 10年後とか あなた、とか 私、とか とか、とか、とか・・・・。 結局分類することもできずいっしょくたにして保留。 論は結ばず。 今年の春はちょっと違う。 冷たい風に時折混ざる春のにほひを楽しみに、その歩みを感じていたものだったけれど 気象予報士が笑顔で告げる春一番が私の「合図」になってしまった。 ロングコートはもう着ない。 セーターもクリーニングに出そう。 マフラーも手袋もいらない。 そうだね、春が来てる。 もうちょっと暖かくなったなら お弁当作って出かけよう。 五感で春が感じられる場所に行こう。 内科6ヶ月:終了 外科系6ヶ月:もうすぐ終了 苦手な救急も何とか乗り越えた。 4月からは姉夫婦の近くの病院に異動。 甥っ子かまいに、ちょくちょく顔出しに行くつもり。 新年明けましておめでとうございます。 ![]() 年が明けた瞬間、胸水を用手的に抜いておりました。 そして2009年と変わらず怒鳴られておりました・・・。 昨年は多くのことが大きく動いた1年でしたが 2010年もそれは続くのだと思います。 2010年は ・健康に過ごす ・納得のいく進路決定を ・信じてみる、動いてみる ・後回しにない 上記の目標でいきます。 ***************************************************************** この時期になれば山が恋しくなって 同期に山に行こうと声をかけまくっておりますが なかなか実現できずにおります。 春になる前には山に登りたい。 雪景色を見たい。 今月はばたばたしてますが 3日に1回当直の生活ではなくなったため だいぶ時間感覚が戻ってきました。 残りは外科タームです。 さて。これからが勝負。 本年もまほろま。 よろしくお願いいたします。 2010年 ぴのこ ![]() ・マイナーと過去問 ひたすら解いてました。 で、午前中は部活に行ったり後輩教えたり 入浴は2時間きっかり そして大学に住み着く。 ・医師国家試験 まじめにこつこつやってこなかったので 最後に追い込むしかなかった(笑) 3日間の試験は疲れます。 合格に必要なのは学力ではなくて 体力と気力なのだと実感。 ・地球の反対側へ アンデスに魅せられて帰国。 もう一度訪れたい国。 ・続く卒業旅行 あっちゃこっちゃ行ってました。 熊野古道は全制覇したいところ。 ・怒涛の引越し 捨てまくったはずなのに・・・ 台所とかあふれてた。 無謀な引越し敢行。 の最中に合格発表。 ・若葉マークのお医者さん 病棟のルールとか看護師さんとの付き合い方とか。 右も左もわからないのにいきなり「指示ください」はてんぱりますよね。 ・仏さん ・・・・・天使とかね、女神とかね、そういうのがいいよね。 観音様とかね、どう反応していいかわからないよね。 ・殻をやぶってみようかと 殻からは出てみたものの 脱皮の必要性もありそうです。 でも、だんだん変わってきたんじゃないかな。 ・はじめて連休 忙しいのは覚悟していたけれど お休みないと人間だめだと思いました。 休みない上に余裕がなくなっていろんなことが・・・・・ごにょごにょ。 ・再び悩み始める 進路についてまた悩み始める。 興味と、仕事を続けるということを天秤にかけて また悩み始める。 ・ピヨピヨピヨ!! ピヨピヨピヨピヨ!!!!! 何だか自分たちの意思より先にいろんなことがね。 ・お前医師免許もってんだからな!! はい~っ! とまあ、怒鳴られたりしながら一日中動きっぱなしで この時期だからか何だか知らないけれど 重症患者に加えて薬中とアル中の多いこと・・・・。 2キロやせましたが、またすぐ戻る気がする。 ・年越しは 確実に病院ですが 考えてみたらゆっくりした年末年始なんてないのだから 今までとそう変わらないのかも知れない。 2009年も残すところあと1日。 あっという間。 忙しかったし、周りも自分自身も大きく変化のあった1年でしたが 生きることに前向きになれた1年でした。 そういう出会いがあって 支えてくれる人がいて 朝カーテンを開けるのが楽しみになる。 見上げる空の色に癒される。 冬野香りをかみ締めながら帰宅する。 それだけで、いいのだと、思う。 迷走中ですが 道は見失っていないつもり。 がんばれ、ぴのこ。 冷え込む年末。 皆様、良いお年を。 ぐだぐだな。 ![]() まず最初に。 前回の「ピヨピヨ」で私に子供が出来たかと思った方もいらっしゃったみたいですが。 否。ですよ。 ちなみにピヨピヨは続行中です。 ええと。 ある病原体に感染いたしました。 が、しかし、元気です。熱もないし、食欲もある。 夜と朝方の発作的咳嗽くらいなもんです。これがつらいんだけれど。 薬もガッツリ盛られてきましたがなかなか完治しない。 感染対策的には5日間の就労停止なんですが、医師の場合はこれが曖昧で 出てきていいと思ったら出て来いと上司から言い渡されました。 インフルエンザも隠密に治して出て来いとか言われるし、感染対策って医師に限ってはいい加減なものに思えてきた。 動けないわけではないし人にうつさないよう細心の注意を払いながら 基本的に自宅療養しつつ夜の街をサイクリングとかしてみたり。 昨日は2時間走りまわって耳が冷たくなって手がかじかんで 若干股関節も痛くなって帰宅しました。 で、部屋の掃除とか。 我が家の洗濯機はまさかドラム式なんて高級なものではなくて 学生のころから使い続けている7年物です。 洗濯機に接続されている水道は水しか出ないので お湯を使うときは隣の洗面台の蛇口から湯を引っ張ってこなければならない。 ホームセンターに行けばそういう便利な道具も売っているのでしょうが お金のないぴのこは蛇管を利用してます。 蛇管とはこんなもの↓ ![]() 麻酔器と患者さんを繋ぐ管ですね。 吸入麻酔のためにも、酸素化・換気を行うにも大切な管ですね。 こいつを切って一本にして洗面台の蛇口から洗濯機にお湯を運んでいたんです。 (しかも長めの1.5m使用) でも当然ジャストサイズではないため、時々気をつけて手で押さえてあげないとと蛇口から水が漏れる。 洗面周りがびしょびしょにならないように気をつけなければなりません。 昨日は久しぶりにガッツリ洗濯機が回せるのが嬉しかったんですね。 (夜は近隣を考えると遠慮してしまう。) ついでに選択しながら台所の整理とかしてたんですね。 油断しました。 久しぶりだったから油断しました。 洗面台から変な音が・・・・・。 プシュシュウシュシュシュシュシュ----------!! ジャーーーーーーー!!! きゃぁ~~~~!!! ******************************************************************* 山に行きたいです。 ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ!!!!!!!! ![]() はじめから覚悟はしていたので3日に一回の当直だろうと新年を病院で迎えようと今さら凹む事実ではないのだけど、性に合わないことというのは疲れるものです。 でもおみくじは大吉らしいから頑張る。 野望ノートを作りました。 究極の夢は今も昔も変わらないのだけど目先のリストはこれまた庶民的。 にもかかわらず叶えられるほどの余裕もなく。 来週はもう師走。 とりあえずアドレナリン出して駆け抜けようと思います。 少し前の話になる。 彼が、死んだ。 ![]() 同期から電話があった。 「前担当してた○○さん、なくなったよ。」 若さゆえに進行が早かった。 自分の身に起こったことを理解できずに 入院当初の彼は不安で苛立っていた。 彼の初めの担当になったのが、私だった。 最後に彼に会ったのは彼が亡くなる1週間前だ。 PSがどんどん低下していく彼のベッドサイドに立つことが辛かった。 どう声をかけていいのかわからなかった。 以前のように他愛ない世間話が出来る状態ではなかったから。 カルテで日々状態を追っていても、最期の1ヶ月彼のベッドサイドにたつ時間は減っていた。 忙しくて日中時間がなかったのはもちろんそうだけれど 私が、行けなかった。 後悔した。 もっと会いにいってあげればよかったと。 彼は私の笑顔を見るのが好きだと言った。 私もそういって笑う彼が好きだった。 セデーションをかけるかもしれない、そうカルテに記述されるようになってすぐ。 私のことを楽しみに待っていてくれるのを知っていて、日々の忙しさを理由に私は彼に会いに行かなかった。 彼の身体に巣喰った病変を 彼を、彼の家族を苦しめたその組織を じっと見つめた。 触ると硬かった。 柔らかい彼の臓器に根深く居座って異質な色を呈していた。 この目で見て確かめたい。 それが彼の希望だった。 私が、見た。 ************************************************************ 冬の雨は嫌い。 ストーブの前にうずくまって空を眺める。 小学3年生の社会化見学はキリンビール工場。 ガンブリオンだかガングリオン(!)だかダンデライオン(!!)だか。 とにかくそんな名前のビールの王様の大きな消しゴムをお土産にもらって帰ったのを覚えています。 あの消しゴム、なかなか使い切らなかったんだよね・・・・。 今回は、十何年ぶりに大人のための社会化見学です。 にも関わらずカメラを忘れるっていう・・・・。 携帯のカメラで怪しく撮影して参りました。 ![]() というわけでサントリー。私の一番好きなビールはプレミアムモルツ。 どうやらネット申し込みで一般客向けの大人社会化見学を開催しているらしい。 「いってみる?」の問いかけに即YES。 目的はもちろんアレです。 午前11時の回に申し込んでもらっていたのですが 行ってびっくりしたのが当日申し込みなしで来ている人たちも多くいるということ。 そして気がついたこと。 ツアー参加者の年齢層が高め。 大抵がご夫婦か友達同士という感じ。 私たちが一番若かったのでは!? ![]() まずはホールで簡単なプレミアムモルツこだわり製法について講義を受ける。 純粋に「へぇ~。」 ![]() 製法の秘話など。 工場内を案内しながら要所要所でこんな感じに説明が入る。 ![]() 工場です! このおねえさんが素敵だったのです。 ![]() ホールのディスプレイ。 このCMはうまいよね。飲みたくなるしね。 ![]() そしてメイン(?)イベント。 綺麗なおねえさんが出来たてのビールを美味しくいれてくれる。 空腹だったのもあるけれど、やっぱり出来たては美味ですよ。 プレミアムモルツの秘話なんて聞いちゃうから3割り増しくらいで美味しく感じてしまうわけ。 ![]() じゃじゃーん。 グラスに黄金比で注がれたプレミアムモルツです。 ![]() こちらは近日発売予定のプレミアムモルツ黒。 美味しかった・・・・・・。 ![]() もちろんビールだけじゃなくて プレミアムモルツに合ったおつまみも用意されていた。 3杯までおかわり可。参加者の殆どが3杯目まで飲んでましたよ。 つい最近、ここに遊びに来てくれるある方より 「ブログで見る限りぴのこさん、よっぽど酒飲みだよね。」 とだいぶ心外なことを言われましたが nonですよ。 お酒は好きですが一人晩酌とかしないですよ。 簡単に酔っ払いますよ。 だからこの日だって酔っ払ってしまったわけで。 ![]() で、プレミアムモルツをタダで堪能し、ほろ酔いご機嫌で競馬場へ行ってしまいました。 人生初の競馬場。 休日のため場内は開放されていて、家族連れも多い。 その広さとなんだかよくわからない雰囲気と馬に興奮して我がテンション↑↑ ![]() うまっ!うまっ! ![]() 馬券も買ってもらいました。 かすりもしませんでした。 でも馬が走っていて感動しました。うまっ! とまぁ ほろ酔いで気分よくおうちに帰って参りました。 大人の社会科見学、おススメです。 なんたってビールがんまい。 そしてこの日の夕飯時にはプレミアムモルツを購入してしまいました。 これぞサントリーの無料工場見学の狙いなのだろうけれど。 おまけ。 ![]() 最近同居者が増えました。 名前はまだあげていません。 ケルベラは健蔵くん、最近悲しい結末を迎えたのはむさし。 今度のおちびさんたちの名前はどうしようかな。 そんなおちびさんにお花が咲いたのが嬉しくて、皆さんにもご紹介。
明日は、秋刀魚を、食べよう。
![]() 朝から晩までope室にいると丸一日の天気というのがてんでわからず。 改めて思う、私は窓から外をぼーっと眺められる生活がいいみたいだ。 いくらお休みがもらえても、やっぱり光合成しないとだめな気がする。 いつの間にか金木犀は通り過ぎ 帰宅時は冬の入り口の香りがした。 そういう、季節。 麻酔をかけている。 外科2件の緊急、どちらもre ope、ひどい出血だった。 朝から自分の症例2件、17時にやっと終わってそのまま緊急opeの手伝いに入った。 今日はぐったり、です。 ***************************************** あと一年で、我が家の「結婚年齢」 早いもんです。
寝汗で目を覚ます。
野菜スープを久しぶりに作りました。 お料理を、数ヶ月ぶりにしたんです。 休日をもらったものですから。5月以来です。 ふとした瞬間にただ漠然と考えます。 何とはなしに。 「わたし」というものに付随する○○について。 いい歳、なんですよね、気がつけば。 そのうち結婚するかも知れません。 しないかも知れません。 我が家のジンクス・結婚年齢にそろそろ近づいている、という事実。 まほろま。 始めて5年半たちました。 こちらで語りだしてから4年でしょうか。 詳しくはこちらで。 まほろま。について ヶルックドゥードゥーの声を聞きながらはじめての記事を書いていた覚えがあります。 最近耳を澄ませば聞こえてくるのはトラックと救急車のサイレンばかり。 あの頃と私は何も変わらないつもりでも 確実に歳を経た重苦しさは感じているのです。 結婚するかも知れない、なんて言い出すくらい。 ここのところ月1更新になってしまいました。 細々とまほろま。は続けていこうと思っていますので これからもどうぞよろしくお願いします。 こんな気まぐれ更新なのですが それでも定期的に遊びに来てくれる「あなた」がいて ここにわたしの居場所を確認できるのです。 ただいま消火器内科で研修中。 何科にすすもうか未だ迷い中。 私という○○について、考え中。
3連休、だったんだ、と言われて気がつく。
![]() 世間がお休みでも出勤するのは変わらないし 連休なら尚更外来受診患者が増える。 うちの子の写真眺めて癒されながら うし、もうちょっと頑張ろうか。 残りはCCU患者のカルテのみ。 夏休みをとることにした。 (色んなものに)負けじと、とることにした。 一番行きたいのはサンクトペテルブルグや東ヨーロッパ。 が、夏休みは5日間。 お手軽3泊ハワイ夏の旅☆なんてのには興味がないし 比較的近いアジアならがっつりいきたいけれど休みフルに使ってそこまで攻める気にもなれないし 何より、問題は、旅行する金がどこにある、ということ。 安月給に貯金なんて出来る余裕なし。 ボーナスもなければどこに資金が、という話です、まったく。 それでもいろいろ裏技ってものがあるわけで。 せっかくの休み、家でごろごろは勿体無いこと極まりなし。 ということで、九州旅行することとした。 長崎⇒平戸⇒黒川温泉・阿蘇山⇒湯布院 今の楽しみはこの夏休み。 子供たちは今日から夏休みなんでしょうか。
気がついたらアカシアの季節は終わり
車の窓からからみえる合歓の花にちょっと癒され 出勤前には傘の必要性を確認し 溜まった洗濯物に憂鬱な気分になり せめて一ヶ月に一回くらいはお休みが欲しいなんて同期と愚痴って 結局同じ。 病棟から窓の外ばかり見ている。 パソコンが突然切れるという難病に侵されてしまったため 早く修理に出さなければと思いながらも伸ばし伸ばし、結局1ヶ月たってしまった。 カメラもって、お弁当もって、一日どこかふらっとどこかへ そうだな、やっぱり山がいいかな。 たんたんたん。 ************************ 【得したこと】 ●笑顔ベースの顔 事例1:仏さん 事例2:マドモアゼルドクター 事例3:癒し系ドクター ●体力 事例1:地下から7階までの往復に耐えられる。 事例2:体調不良者続出の中ひとり元気 事例3:無理な体勢での制止可 【損したこと】 ●笑い顔のため目が細まるが故に 事例1:「先生アキバ系?猫コスプレしてそう」 事例2:「先生もんじゃ焼きみたな顔だね」(←目との因果関係は不明) ●背 事例1:回診時一人小走り 事例2:救急ブースの点滴かけるバーに手が届かない→ルート採血が遅れる 事例3:モニターが見えない ●睡眠とらないと使い物にならない 事例1:未明の外来では患者さんに同じことを何度もきく 事例2:何だか色んなことがどうでも良くなる→洗濯物が・・・・ 事例3:クマが出来やすい 【あいやー!な事】 ●無言のプレッシャーに思考停止 事例1:「おまえ死んだほうがいいよ」 事例2:「俺の言ったことだけやってろ!」 事例3:「お前とterminorogy が共有できないな」 たんたんたん。 ![]()
自分の姿と重なった。 ********************************************** 病院で過ごす毎日より アンデスの山岳地帯で過ごす日々の方が 生と死はリアルで 自然と私の隣にあった。 生が際立つ程 「生きる」ことに貪欲である程 死が際立つ。 それはあまりにも自然に 傍らにいるのだ 意識せずとも。 エネルギッシュな生と 清々しいほどの死 ******************************************************* sterben ドイツ語で死を意味する。 病院内で使われる言葉。 今月、何度も耳にした言葉。使用した言葉。 きっと、来月も。 明日も雨らしい。
いつもより30分早く家をでる
![]() いつもより遠回りして病棟へ向かう この季節が一番好きだ ******************************************** 未明。 PHSが鳴る。 レートが落ちてきたと看護師がつげる 急いで病棟へ向かう、カーテンを開ける Vitalを確認する、オーベンに連絡する 胸の音を聴く、ただ隣で見守る。 DNR(Do not resuscitate)にはなにもしない、できない。 私はゆっくりと部屋を出る。 自分で決めていたこと。 担当の患者さんのお支度は必ず自分も手伝うということ。 お化粧は私がさせていただくということ。 看護師さんと一緒に化粧道具を揃えた。 私の化粧ボックスよりよっぽど充実している。 お着替えとお化粧が大方おわるとご家族をお呼びする。 「一緒にお化粧の仕上げをしてあげませんか。」 覚悟しておいてください。 そう告げてはいても 故人の着替えや化粧道具にまでご家族の気が回らないのは当然のことで ああ、お気に入りの紅を持ってきてあげればよかったねと皆さん言う。 お支度が終わるとナースステーションに戻って私の最後の仕事 退院許可を出す。 「退院許可 転帰:死亡による」 これが一番嫌い。 この2か月の間科で亡くなった患者さんは全て私が看取った。 もし母の最期を病院で迎えるようなことがあれば 素敵なお着替えと化粧道具を用意しておいてあげよう。 そう思った。 *************************************************************** 気がついたらまたひとつ歳をとっていた。 救急当直で診た子の病室を覗きにいったら 「おねーさん」 と言われ、一瞬誰のことだか分らなかった。 21歳の女の子、私よりも大人ぽいくらいと思っていたのに その子の目からすれば私は「おねーさん」 そんな気はしなくても確実に歳はとっているようだ。 つまらない大人にはなりたくないのに 口からこぼれる愚痴はまさにそれで 上を見上げてはぁと大きくため息ひとつ。 子供のころは虹色のウサギになりたかったし サンタさんのお嫁さんを夢見たことも、宇宙飛行士になりたいと思ったこともあった。 何にだってなれる気がしていた。 こうやってまた1つ歳をとって 今度は何になりたいんだろう、私は。 毎日ケラケラ笑いながら病院中を走り回って 夢・模索中。
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ようこそ。
ぴのこと申します。 小児科医になりました。 働き始めたらちょっといいカメラとロードサイクリング用の自転車が欲しい!なんて思っておりましたがそんな余裕まったくなく早3年。 未だにぎりぎり生活ですが、何とかジュニアレジデントも終了し、シニアレジデントとしての小児科医になりました。 最近結婚いたしました。 人生何が起こるかわかりません。 思いついたことをつらつら書き連ねております。 何か軌跡を残していただけると嬉しいです。 若葉マーク付き医師の日々のぼやきです。 メールはこちらに。pinoko_mahoroma☆ hotmail.co.jp ☆→@ ______________________ LINK ●僕までの距離 泥棒仲間 ●tidur tidur tidur.. 素敵な写真と世界世界。 ●夜明前 お姉さん。 ●MedMedMed!Blog CoCo壱仲間 お気に入りブログ
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