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父さんが

父さんが


入学式にも卒業式にも一度も出席したことのない 父さんが

実家に帰ってもなかなか顔を合わせない 父さんが

道徳より法を説いた 父さんが

うちの飼い犬と同じくらい娘たちがかわいい、と他人の前でにこにこ話し、母親に恥をかかせた 父さんが

家族旅行も成田で一人キャンセルして仕事を優先させた 父さんが

娘の髪が短くなったのに気がつかない 父さんが

娘の誕生日をよく覚えていない 父さんが

しかも娘が幾つなのかさえもあやふやな 父さんが

そんな父さんが

薬用リップクリームをどこからか持ってきて 黙って私の口に塗ってくれたから

なんだか嬉しくて

帰りがけ、母には内緒でもらったお小遣いなんかよりそのことのほうが嬉しくて

10月下旬の外気は冷え切っていたけれど 私はあたたかい気持ちになって

帰りの新幹線に乗ったのです。










週末は雨ばかり。
律儀に7日周期で天気が崩れなくたって・・・。

炬燵  出しました。
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by 2pinoko | 2005-10-24 02:35 | こんなことがあった。

授業が早く終わったら。

飛行機雲 飛行機雲 飛行機雲




空を見上げて両手を伸ばして 首を回してコキコキならして
んんんんん~~~ っ!


今日は気持ちがいい秋晴れ。

3コマが早く終わったので構内をふらふら徘徊。
気持ちがよかったんだもの。




飛行機雲 飛行機雲 飛行機雲





そういえば、飛行機雲ってどうやってできるんでしょうね。
私、小さな頃は飛行機が雲が少ないことを危惧して空の素を撒いているのかと思っていました。あはは。





*****************************************************



新幹線に乗るとき、勉強道具を持ち込むのが私の常です。
で、授業プリントを眺めたり
問題解いたり
まとめ作ったり
所見書いたり。

この前もいつものようにファイルを広げてチェックしてたら
隣のおじさんがじろじろぴのこのほうをのぞいてくるんですよ。
なんだよぅ
と思いつつ勉強続行。

でもそれだけでなく、通路を歩く人もぞっとした顔でぴのこの方を見てくるんですよ。
なんだよぅ!


ふと自分のファイルに目を落とすと・・・・・・

















男性生殖器の解剖図 オンパレードでした・・・・・・・・。












気がつかなかったけれども。

そりゃあびっくりするよね。

うら若き乙女(?)が新幹線の中でまじめにこんなもの開いてるんですもの。
逆セクハラだわ(^^A



こんなとこにいると何とも思わないことなんですが
慣れすぎて無神経になってはいけないわ!
普通の感覚忘れちゃあだめだぁ。



と自分に言い聞かせたのでした。






・・・・・・・・・・なのに、つい先日。
電車の中で友人と前立腺肥大と濃尿についての話題で盛り上がり(←20代の娘たちが盛り上 がる話題なところが既におかしい)比較的人の少ない車両で赤っ恥かいたのでした。
声、聞こえちゃうんだよね~ 人少ないと。
気がついたら周りの人々がちろちろ見てたさ(;_;)

だめだ、自分。






ので。
明日も新幹線の中に勉強道具を持ち込もうかと思ったのですが
ちょうど今講義中の内容が泌尿器なので 持込断念しようと思います。


今月、週末は忙しいな~
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by 2pinoko | 2005-10-21 21:53 | こんなことがあった。

午前3時の記録・追記

私が考えてきたこと・考えていること





あなたは自閉症を病気だと思いますか?

あなたは知的障害を病気だと思いますか?

あなたは身体障害者を病気だと思いますか?




ここ何日か、私は人に対して機会があるごとにこの3つの質問をしていました。
答は様々。




  A:病気って治療の対象だよね。だからどれも当てはまらないな。
  B:身体障害は病気ではないよ、絶対に。
  C:自閉症は疾患って意味で病気だと思う。
  D:自閉症はわからないけど・・・あとの2つは病気ではないな。
  E:障害ならば病気ではないよ。
  F:どれも違う。でも理由なんてはっきり言えないな。わからない。
                                          etc.





病気という言葉には幅がありすぎて、それを認識する人によって捕らえ方も異なります。
状況によっても。











私が自閉症をはっきり病気だとは言えない理由。
全くの私的見解です。



先日の洗濯機で、私は自分も自閉ちゃんと同じだ、と書きました。でも私はそのこだわりを人に伝えることが出来ます。私は今これがしたいの、これが好きなの、これは嫌なのってね。
私は頑固で意地っ張りなので自分の世界を邪魔されるのをひどく嫌います。だから私は言葉という手段を用いて効果的に意思表明します。することが出来ます。
でも、自閉の子供はそれがなかなか出来ません。
だから私は自閉症ではない。
ここが違い。

自閉症は一生治りません。
自閉で生まれた子供は一生「健常者」にカテゴライズされることはありません。
だから治療と異なります。
私の中で、かなり大雑把に言ってしまえば 病気=悪い部分を持っている となります。
体に病を持つ。そこには病を引き起こす因子があります。
だけど自閉症の場合、その病気=悪い部分 は彼または彼女のアイデンティティを構成する部分そのものになってしまう。
まるで彼らの存在を否定してしまうような感覚。
そういう意味で、私は病気 という言葉がしっくり来ない。使いたくない。

でも、病気という捕らえ方が間違っているわけではない。
確かに病気なんだけれど、でも・・・。そう付け加えたくなる。
下のコメントにもありましたが、病気と捕らえることで納得してゆける部分もあるでしょう。


自閉症の子はね、普通の子供とは違う歩み方をします。
普通の子供が簡単に出来ることでも、出来なかったりします。
両足でぴょんと紐を飛び越えること。
ご馳走様の後の食器を片付けること。
そんな些細なこと。
でも、その能力がないわけではないのです。
私達は彼らの行動や表現の幅が広がるようにお手伝いします。
普通の子供と比べると時間はかかるけれど、出来るようになります。
能力がないわけではない。出来ないわけではない。
そういう意味で、私は障害と言い切ってしまえない。
障害であることには変わりがないのだけれど、それをゆっくり乗り超えてゆける能力を彼らは持っているから。
でも、やっぱり障害であることに変わりはない。
どうしても超えられない壁は歴然と存在するから。


だから私達は 弱い 強い を使います。
あの子はこういう部分が弱いよね。でも、ここの能力は強いよね。
という風に。
弱い部分を克服するお手伝いをするのが私達の仕事。
そして強い部分を伸ばしていってあげたい。
能力がない とはいいたくないのです。



私といつも遊んでいるめんこちゃんはね、文字が得意なんです。
ひらがな・カタカナ・数字・アルファベットもわかるんだよ。
数字が得意なめんこちゃん。
ミニカーを走らせて1番、2番を決めるのが大好き。
でも、数字が得意だからといって放っておいても足し算・引き算が出来るようになるわけではない。
誰かがお手伝いしないと、出来なかったことは絶対に出来るようにはなりません。
そしてその訓練を怠ると、以前は出来たことも出来なくなったりします。









自閉症。
言葉は知っているけれどそれがどういうものなのかわからない、という人がほとんどでしょう。
私だってそうでしたから。

今回の3つの質問で、すぐに「身体障害は病気ではない」と答えた人がほとんどでした。
身体障害について、特に若い世代では偏見だとか先入観は取り除かれてきているような印象を受けます。
乙武さんの『五体不満足』を初めて読んだとき、私は大きな衝撃を受けました。
それは今まで知らなかった世界を覗き見た驚きでもありました。
あの本の出版以降身体障害に関する事項はいろいろなメディアに取り上げられ、人々の意識が高まったこともあって、その見識は一般的に広がった気がします。
だからこそ、即座に判断できた。


自閉症・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
わからない。自分には判断の仕様がないや。それがどんなものなのかわからないもの。
この答えが、実は今回1番多かった。




知るということ。
その大切さを改めて実感しました。
彼らを知ったら、また答えも変わってくるのでしょうか。















私達は自閉症の子供のことを自閉っ子ちゃんとか自閉ちゃんと呼びます。
もちろん、子供に面と向かってそう呼んでいるわけではありませんよ。
一人一人名前がありますから。
ママや、先生と話すときに自閉症の子供を総称してそう呼ぶのです。

でも、外部の人が聞いたら違和感を覚えるでしょうね、考えてみたら。
限られた集団の中で、彼らに愛情を注いでいる集団の中で使用されるから、それは自然に愛称として受け入れられているのです。
自分がその集団にどっぷり浸かっているから気がつかなかった。
そうかそうか、全く関係のない人たちから見たら、おかしな呼び名かもしれない。そうかそうか。

でも私はこの呼び方が好きです。
「自閉症の子供」ではなく「自閉ちゃん」の方がより親しみが持てるから。
彼らを愛している人々との間で使われるから、それはあったかい呼び方になります。
私達が相手にしているのが子供だからこんな呼び名も生まれるのでしょうね。
そして、こんな風に呼んでいるのは私達だけかも知れません。
別の集団ではまた異なる呼び名があるのかもしれない。ないかもしれない。















午前3時の記録・追記

以上がここ数日間私が考えてきたこと。
まとまりもつかず、これといった結論もないのだけれど、ここまで読んでくださってありがとうございました。

今回のことは今まで述べてきたような事柄について深く考える良い機会となりました。





郵便受けに新聞を入れる音。

気がつくと空は明らんできている。
これは午前5時30分の記録。
今なら気持ちよく眠りにつけそうです。












うん、まだまだ私、頑張れそうだ。
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by 2pinoko | 2005-10-19 06:02 | 自閉ちゃんと私。

自他


私は言い過ぎてしまったんだろうか。

でもこれ以上、私の大切な人を失いたくはなかった。
もう、苦しむ顔など見たくはなかった。


彼女がもう決めてしまったことなのだから もう何を言ってもその考えを変えることはないのだろう。
求めてはいけない。
期待してしまうから。
見返りが欲しくなるから。
私が出来ることは もう 終わってしまったのかも知れない。
願ってもいいけれど 求めてはいけない。
ソレハ私デハナイ 他人ナノデス。


それは空虚で
押しても押しても手ごたえのない暖簾のようで
でもきっとそんな意味のない刺激さえも求められている気がして
私は出向く。
煌々と光るコンビニの裏の彼女の家へ。


進展はなく
改善はなく
反復横とびのように同じ動作で同じ場所を行ったり来たり。
行ったり来たり。
いいのだろうか。
私はこれでいいのだろうか。
彼女はこれでいいのだろうか。
行ったり来たり。


間違っていないことが正しいというわけではない。
ここで私が持つのは正論で きっと彼女には意味を成さない。

どうすることがよかったのか。



きっと私は言い過ぎた。
正論を。

それは私のバックグラウンドでは有効でも
彼女には意味を成さない正論だった。

ソレハ私デハナイ 他人ナノデス。











私の大切な人たちが健康で、いつも笑っていてくれればいい。

それだけなのです。












今日はいろんなことが一気に起こりすぎた。


***********************************************


e0054921_237377.jpg


今年、1番の夕空だった。

体育館に向かう途中に。
空の青がだんだん暗くなり
日に染められた雲が哀愁漂う色となるまでのわずか15分間、私は歩き出すことが出来ずに空を眺めていた。

ここが地球であることを思い出した。
大気に囲まれ雲が覆う星であることを思い出した。
その中の1つの生き物であることを思い出した。


「泣いていいよ、今日は。」

「ありがとう、だけど泣かないよ、今日は。」

「でも、泣きたかったんでしょう?下ばかり見て自転車を漕いでいたもの。」

「見ていたの?」

「見ていたよ。だから今日はいつもより、綺麗に照らし出してねってお日様に頼んだんだもの。気がついてもらえるように。」

「そうだったの、ありがとう。おかげでモヤモヤが吹っ飛んで行ったよ、あなたを見ていたら。とても綺麗だったから、見とれてしまったよ。そしたら部活に遅刻してしまった。」

「泣いていいよ、今日も。」

「ありがとう、でも今日は泣かないんだ。もうちょっと頑張ってみるから。」























書きたいことはいっぱいあったけれど、それは明日に。


だって今日はいろんなことがあったから。
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by 2pinoko | 2005-10-18 01:22 | こんなことがあった。

午前3時の記録

今日 主に考えていたこと。
悶々と。



長くなりそうだけれど、それでも読んでいただけるなら。





今日、といってもこんな時間になってしまったので昨日のことになるわけだが、ある人に自閉症の人を「病気の奴ら」と言われ、「違うよ、病気っていうのとは違うんだよ」「何が違うんだよ。健常者、自閉症ってカテゴライズしてる時点で普通と対極においてるってことだろ?」「そういうことじゃあないんだよ」「つまりは病気のやつらのことだろ」「違うんだって!」の押し問答。


そもそも私は広汎性発達障害のことを専門的にきちんと学んだわけではない。
教科書的知識としての"いろいろ"は知らないんだ。
私が主に接しているのは就学前の子供達。
もっと年齢が上の自閉症の方達と会ったことがないわけではないが、それほど深く付き合ったわけでもない。
子供が好きだから それだけの理由で自閉症の子供達と一緒に遊ぶようになった。
それまでは、実際に自閉症の子供に会ったこともなかった。
彼らと付き合うようになって数年経つが、私自身まだまだ勉強中。人間として鍛えられている部分も大いにある。

そんな私が「あなたは自閉症の人たちに会ったこともないんでしょう、知らないのにそういう風に言わないで」と言っているのが何だか滑稽で、(自分だって知った風な口聞ける立場?)と心の中で呟いてしまった。




どうなのだろう。
私は自閉症の子供達と遊ぶのがとても楽しい。
自閉症といってもその程度も個性も様々。
付き合ってゆくには工夫も、歩み寄る姿勢も必要だし、苦労も多い。だけどやっぱりかわいい子供には変わりないのだが・・。
それをね、「病気」って言われると何だかむっときてしまったんだ。
まるで異常のような言い方をされたから。
私は この子達は病気なんだ なんて思ったことは1度たりともない。
疑問点を持つ部分が違ったり、こだわりが強かったり、そういうものも1つの個性として捕らえていた自分の認識とあまりに違う言い方をされて、少し不愉快になった。

私は回転するものを見ているのが昔から好きだった。
洗濯機や電子レンジが1番身近なものかな。
洗濯機の中で衣類の回る様を見ているわけだが、蓋を開けたままだと脱水に至る前に機械が止まってしまう。ぼーっと眺め続けて、洗濯機を止めたことは数知れず。こんなとき、はは、自分も自閉ちゃんだ、と笑ってしまう。
個性的な癖とかこだわりとか、誰にでもあるものじゃあないのかな。
私の自閉症の子供に対する認識はこれに近い。
もちろんそれがすべてではないのだけれど。
だから「病気」と言われたのが気に入らなかった。




私がこの「病気」という言葉に過剰に反応しすぎているだけ?
別に病気の人が悪いわけではないよね。
本来、病気であることが差別的な意味を持つわけではない。
でもこの場合違う気がしたんだよ。

「病気って言葉を取り上げて気にするのなら、お前のほうがよっぽど差別的なんじゃあないのか?」

そうなのかな。
でも 健常者⇔自閉症=異常 と簡単に言ってしまう君の考えに納得できなかったのよ。
だから自分の考えていること、感じていること、何とか説明しようと、わかってもらおうと試みたんだけれど・・・。
やっぱりうまく伝わらなかった。









ママも、私達も、広汎性発達障害・自閉症の子供たちのことを『自閉ちゃん』と呼ぶ。
それは親しみを込めて、愛情を込めての呼び名であるわけなんだけれど、そのことについてこうも言われた。


「君らの使うその"自閉ちゃん"のほうがよっぽど気になる。それこそ、普通とは違うんだ、おかしいんだ、異常なんだ、と暗に意識させていないか?自閉症の子供は自分のことを自閉ちゃんと呼ばれてどう思うんだろうか。僕はどうもその言葉のほうがひっかかる。」







思いがけない意見に私はなんと返すべきかわからず口篭もってしまった。










どう思いますか?
やっぱりそう思いますか?
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by 2pinoko | 2005-10-15 04:28 | 自閉ちゃんと私。

月がとっても青いから

学校帰り。




少し陽が落ちた空に浮かびあがるお月様。


月がとっても青いから
月がとっても青いから

空を見上げて大きく大きく深呼吸。
遠くを見据えてしっかり胸を張る。





月がとっても青いから
月がとっても青いから

いつもより一歩一歩しっかりと歩く。
ちょっと遠回りして リンドウの脇を通って。





月がとっても青いから
月がとっても青いから

仲直りしようかな。



こんなに月がきれいな夜なのだから。
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by 2pinoko | 2005-10-13 17:43 | 部屋の外には。

きのこ・竹の子

日曜日。

久しぶりの晴れ間に感激した私は彼氏くんと一緒にドライブ行ってきました。
もちろん私のリクエストで『山』。


この時期、山道を散策するのは気持ちがいいものです。
紅葉にはまだ早いようでしたが、木々の間を駆け抜ける風も、見上げたときの高い空も、秋秋秋。
数日前捻挫した足の痛みも忘れ、てくてくてく。
・・・次の日足首の腫れは増していました。。



田舎のほうに行くと、わき道でよく果物や野菜を売っているのを目にします。
この時期はやはり山菜。
立ち寄ったところでは天然の取れたてきのこが売られていました。
袋いっぱいの椎茸と舞茸を購入。
天然の椎茸って手のひらほどのものもあるんです。
新鮮でおいしいものをこんなに安く大量に買うことができるなんて。

買ってきたキノコで昨日は炊き込みご飯を作りました。
私がご飯を作ってあげるのは久しぶり。
最近忙しくて、コンビニママか彼氏くんの作ってくれるご飯を食べることが多かったから。
(でもね~どうして男の人って作ったら作りっぱなしなんだろ。散らかるし。片付け下手だし。手の込んだ料理でもないのにさ!ぐちぐち・・・・。でも、作ってくれるんだからまだいいのかしら。)





きのこといえば 竹の子。

キノコ狩りをするおば様たちを見ていて思い出したのが私の「竹の子の思い出」。




思い出話ばかりするのは歳をとった証拠だとか言いますけれど、無視です(笑)。



___________________________________________________


小学校低学年のころだったか。
1年生か、2年生か・・・。
そのころの私の遊びといえばお人形遊びやままごとなんかより、断然「秘密基地」だった。
秘密という言葉がついただけで気持ちがよかった。
幼馴染と二人でその日もいつものように探検。秘密基地探し。
知らないところに足を踏み入れるときのあのわくわく。
途中から秘密基地なんてどうでもよくなる。
とにかくずんずん進みたい。
次の一歩で広がる世界を早く見たい。
背の竹ほどある草を掻き分け掻き分け進むことで自分が強くなっていくような気がしていた。

あのころの私、強くなることが何よりかっこよいことだと思っていた。
放課後、クラスの男の子とよく喧嘩ごっこをしたものだ。強くなるための訓練だと思って、毎日男の子と殴り合い、蹴飛ばしあいをしていたんだから、とんだおてんば娘である。
だから行く手を遮る障害物を乗り換え、前に進んでゆくという行為は自分を高めるための試練であり、一心不乱に立ち向かった。

そうしたら幼馴染と二人竹林に迷い込んでいた。

ふと足元を見るとひょこんと申し訳なさそうに頭を出す竹の子さん。

「みてみて、たけのこ!!」


二人の目的は「秘密基地」から「強くなるための修行」になり、この時点で「竹の子掘り」に変わっていた。




日が暮くれかかるころ、こども2人両手に大量の竹の子を抱えて家路につく。
思いがけないお土産を持ち帰ってきたわが子をの話を聞いて、両家の親は一言。

    「あんたたち、それは人様の土地で、そのお家の竹の子よ。」




さらに付け加えて。

    「ま、しょうがないわね、子供だし。料理しちゃいましょう、さっさと。」








おかあちゃん、強い・・・。と心底思った。あの時は。

この日の夕飯は竹の子づくし。

おいしいねぇと姉や父が箸を進める横で、私は一人びくびくしていた。
見つかったらどうしよう。
つかまったらどうしよう。
刑務所とか入れられちゃうんじゃないだろうか。
とかとか、心配して過ごした覚えがある。
実は怖くて、あの竹林にはしばらく近寄らなかったんだ。

小さいころって、自分を構成する世界が小さいから、今思えばちょっとのことなんだけどそれはそれは大問題で、頭は1つのことに容易に支配されてしまう。少なくとも私はそうだった。
娘がこんなに心配するくらいなんだから謝りに行くとかって選択肢を考えなかったのかい、母よ、と後に思ったけれど、考えて見れは掘り出した竹の子はだいぶ育っていて食べるのに最適なものでもなかったし、大量に掘り出したつもりではいたけれどたった6つやそこらの子供が抱えきれるくらいなんだからさほど数もなかったのかも知れない。
だから、両家の親たちにとっては大した問題ではなかったのだろう。


竹の子泥棒。
の、相棒である幼馴染とはこの後もつぎづぎ阿呆な思い出を作り続けた。
次々。阿呆な。



私の「竹の子泥棒の思い出」は以上。

これを読んでる相棒・ゆうちゃん、君の覚えている断片と比べるとどんなもんだい?
君の認識と私の認識 
君から見た世界と私から見た世界
どんな風に見えた?どんな風に感じた?
よろしければ同じ思い出を綴ってみませんか(笑)?






______________________________________________




実はね。

ただいま彼氏くんと喧嘩中(^^A
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by 2pinoko | 2005-10-12 01:19

トルコ旅行記~第1日目・イスタンブールへ~

いい加減旅行記かかにゃあ。

トルコへ旅行したのは2ヶ月前です。
アップしようとしても、画像の容量が大きすぎてなかなかできず。
その道に明るいヒトに聞いてから画像とともにアップしようと思っていましたが、もう2ヶ月もたっちゃったし。いい加減忘れちゃいそうなんで、画像なしでいきます。
そのうち、出来るようになったら画像も・・・。
付け足していきましょう。

トルコに旅行した経緯はprologueの通り。

最高に楽しかったこの旅行、忘れないように書き留めます。



***************************************

8月7日(日)

12:00成田発。
久しぶりのAとの再会。
高校時代の友人。
共通点が少ないくせに、やつは文系私は理系、部活もクラスもてんで違ったくせに、とにかく仲がよかった。お互い、ない部分に惹かれあったのであろう。
今でも物理的距離はあるくせに、心理的距離をまったく感じない相手である。
久しぶりなのにそんな気にならない。
でも、確かに久しぶりの「再会」であった。

利用会社は AERO FLOT ロシアの航空会社
ロシア語表記で AЭPOФΛOT
機内では会話に花が咲く。
Aは就職先も決まり、ウイルス感染症も乗り越え(笑)の旅行である。
二人の世界は広がりを見せて、話す内容も興味の対象も高校時代とはずいぶんと変わっていた。
特にAの場合、来年から社会人ということもあって、急に大人びた気がする。現実に目を向けるようになった。
私はといえば昔からの楽天的な性格とまだまだ学生という立場からかのほほんとしている。そうか、同年代の子はこんなことを考えているんだ、なんて感心してばかりだったよ。

9月からの試験に備えて機内にはこんなものを持ち込む。

e0054921_2465337.jpgゼッタイわかる!心電図・エコー図の読み方
頭の足りない私でも、わかりそうよねえ。ゼッタイわかるってうたってるんだから(^^Aだから思わず買ってしまったさ(笑










9時間50分かけてMOSCOWに到着。

入国審査は厳しいとガイドブックに書いてあったのに、まったくそれらしいものはなかった。
え?いいの?と思いながら無人のゲートを素通り。
あっけない入国。

乗り換えてISTANBULへ。
さて、搭乗時間は・・・・・・と掲示板に目をやってもISTANBUL行きは見つからず。
ん?
よくよく確かめてみると・・・・・

5時間待ちです、ISTANBUL行き・・・・。

5時間もどうするよ・・・。

最初のうちは意気揚々と空港内を探検していたものの、あるのはマトリョーシカとスワロフスキーとウォッカと化粧品のみ。
数十分もすれば疲れてくる。
よし、腹ごしらえだとファストフードと水を注文するが、ぼったくりだよ、あれは
ドルで購入するのだが、日本円で1600円相当。
ロシアの物価から考えたら空港内はだいぶ高騰している。

モスクワ空港はとにかく暗かった。薄暗い。
夏のロシアの日の入りは遅い。まだまだ外は明るいのになぜか中の雰囲気は暗かった。
通路にはごろ寝するヒト多数。ついでにごみも転がっている。
空港は5角形だったか、6角形だったか。数分で一周できる大きさ。
ペンタゴンみたいな感じの建築物を想像して頂ければわかると思う。
規模はずっと小さいだろうけれど。

5時間の待ち時間。
モスクワ空港を何周しただろうか。
疲れてくると妙なテンションも上がってくる。

リョウリョウ~!!!!(訳:マトリョウシカがいるよ!!!!)

とはしゃぎだす始末。
(本当にリョウリョウは溢れかえっておりました。)
午後10:30くらいにやっと沈みかけたロシアの夕日を背にモデル気取って色々ポーズ取ってみたり。異国の地にいるというだけでいつもより数段格上(何の!?)になった気分になる。サングラスなんかかけちゃうしさ。女二人、疲れてくると恥も知らずにいろいろやらかします。(バカです。)
そんなこんなでモスクワ空港はもう任せておけってくらいに熟知してしまった。
ここからはどこのトイレが近いとかね。はは。もう行く機会はなさそうだけれど。



そういえばモスクワ空港の宣伝ポスターや看板には
   
      д

が多用されている。
これ見ると思わず笑ってしまうのは私だけ?
あの、顔文字のなさけなぁい顔が思い浮かびませんか?





やっとのことでISTANBUL行き搭乗。
夜中の2時くらいだったかな、やっとトルコの地を踏むことが出来た。

迎えに来てくれてのは日本語が堪能のハッサンさん。
運転手のオスマンさん。

すんごいスピードでホテルまで。



とにかくこの日はさっさと就寝!
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by 2pinoko | 2005-10-10 04:04 | 旅記録

こんにゃくマン。

考えてみる。

何で帰りがけに ふにゃってしまったのか。



それまでは楽しかったはずなんだ。
楽しんでいたはず。
お友達と大好きな車で遊んで 走り回って
いつものように階段とスロープを行ったり来たり。
(そういえば最近はエベレータ[エレベーターのこと]せがまなくなったなぁ・・・)

それがね、お友達が急にママと さっ て帰っちゃったら
   
      ふにゃっ

      ころーん
    
      こんにゃくマン。







「めんこちゃん、DAKARA買ってかえろっか。いっぱい走ったもんなぁ。」

ふにゃん

「ママ待ってるなぁ、いくよぉ?」

ころーん くねくね









めんこちゃん、きっと自分でもうまく表現できない気持ちがもどかしいんだろうな。



  お友達と遊んでとっても楽しかったんだ。

   「一緒にいこっ!!」

  誘われて走り出す。
  一緒に遊べる!僕も遊ぶ!楽しい!やったやった!

きっとね、ヒト1倍期待する部分が、楽しみの部分が大きいのかな。

なのに、ママが来たら さっ てお友達が帰っちゃったから

   なんで?なんで?



大きな気持ちがしゅるしゅるしぼむ。



だから
ふにゃ~ん ころ~ん こんにゃくマン
なのだろうか。

















1年は早い。
あっという間。
1年前のめんこちゃんと比べてみたらずいぶん成長していて
驚くことばかり。


「文字が読めるようになったよ。
 ~したいんだって言えるようになったんだ。
 いやだっていえるようになった。
 お友達とも遊べるんだ、今は。
 今日なんてね、お芋を全部食べたんだよ。
 でもやっぱりね、俺の気持ちをうまくわかってもらえないことがあるんだ。
 うまく伝わらない。
 だからわかってもらえない。
 どんな言葉にしていいのかわからない。
 俺、わからないことがいっぱいあるんだ。
 どうしてなんだろう?
 どうしてなんだろう?
 だから俺、悲しくなるんだぁ。」


うまく気持ちをヒトに伝えるのは難しいね。
おねぇちゃんもいまだに苦手なんだ。
だからね、一緒に学んでいこう?










***************************************


実験が一通り終わったので今週末はレポート作成に費やされることでしょう。

秋晴れを期待しているのに休日は3週連続で雨続きです。

この3連休こそ。青空切望。
念願のピクニックに行こうか。
お弁当でも作ってさ。



さぁ。
荒れた自室の前に仁王立ち。
まずは・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・腹ごしらえからにしよう。
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by 2pinoko | 2005-10-08 19:01 | 自閉ちゃんと私。

くにちゃんのこと。

こっからさき どう歩く。

時々あたしは歩き方を忘れる。
忘れたふりをすることもある。
あたしはずるいから周りを気にして様子を伺って 
さもオリジナルのように振舞ったりする。
でもどうにか歩くことをやめなかった。
恐る恐る手と足を出して 引っ込めて また出して
いくつもの取捨選択を繰り返し決断を下した。
それはこれからも変わらない。終わらない。

またいつもの別れ道。
どちらもまだ先が見えない。

あたしはこれからどう動く。







くにちゃんを思い出す。

自分を変えた あの瞬間。
変えたといったら大げさだろうか。
でも確実に自分の中で音がきこえたんだ。
ぽんって。
種から双葉が出てくるようにさ。



最近私が拝見させていただいているeclipsetedさんの日記on 4歳の快挙をみて。

あたしには「くにちゃん」だった。

これは小学校に入学したばかりの話。
毎日がどきどきで 1日が長かったあのころ。
時間の流れを感じ懐かしむことなどなかった 駆け引きなんて知らず
周りに存在するものすべてを遊び道具にすることが出来た 6つのころの話。

小学校ではまず席が決められた。
1号車
2号車
3号車
あたしとくにちゃんは1号車。
しかも1班。
すぐに仲良くなった。
やんちゃなくにちゃん。悪ガキくにちゃん。
給食の時間は毎日ライダーごっこをして遊んだ。
悪者はいつもノリダーだった。

給食が終わるとね、お掃除の時間があるんだ。毎日ね。
1年生のころは給食食べて お掃除して サヨナラだった気がする。
そのお掃除の時だったんだ。

その日1班は教室掃除だった。
黒板を掃除する人:1人。
箒で掃く人人:1人。
床をからぶきする人:2人。
流しを掃除する人:2人。
流しを掃除したのがあたしとくにちゃん。
小学校低学年のころの流しって 何であんなに汚くなるんだろうね。
食べかすとか パンの空き袋とか
とにかく汚かったんだ。
排水溝をあけてね、網に詰まった汚れを落として
ふたも洗って 周りをきれいに片付けて
流し掃除のお仕事おしまい。

だからあたしは流し掃除が嫌いだった。
キタナイキタナイ サワリタクナイヨ。
ふとくにちゃんを見るとさ、くにちゃん 何のためらいもなく素手で詰まったごみを取り除いて
排水溝のふたを開けて もくもくと掃除をしていたんだ。
いつもやんちゃでうるさくてガキ大将だったくにちゃんが
文句ひとつ言わず汚い臭い流しのお掃除してたんだ。

たわしも ごみも 排水溝の網も
指でつまんで 眉間に皺寄せて掃除していた自分が急に恥ずかしくなった。
恥ずかしい
恥ずかしい
あたしきちんと掃除する気すらなかったんだ。
6つの子供を形容するにはなんだかおかしな気がするけれど
あのときのくにちゃんの真摯な姿にあたしは衝撃を受けたんだ。

あたしの中で 音がした。
ぽんっ。





本当に些細なこと。
特別でもなんでもないように思われるそれが
あたしにはでっかいでっかい出来事だったんだ。

うまく言えない。
うまく言えないけどあたしがこうやって選択を迫られ
背後に広がる可能性を紡いでいこうとするとき
決まって「くにちゃん」の背中が思い出される。

今まで、この「くにちゃん」経験は幾度となくあった。
でもやっぱりあたしには「くにちゃん」なんだ。

あたしのいい加減で怠惰な気持ちを諌めてくれるのが
くにちゃんなんだ。

それでその先をいつも考える。













あ~あ
言っちゃった。

だぁれにも言った事 なかったんだけどな。
くにちゃん 今何してるんだろう。
悪がきだったくにちゃんは 中学に上がるとキタナイ言い方すれば「ムカつくやつ」になり
あたしはいつも彼に腹を立てていた。
だから絶対くにちゃんにこのことを教えてあげない!って決めてたんだよね。
まぁくにちゃんがこの文章を読んでなんかいないだろうけれど。


でも
いつかまたくにちゃんと会うことがあったなら
伝えてもいいかな。
こんなことがあったんだ。
あたしの思い出なんだ。
その思い出にはくにちゃんが大きく存在していたんだ。
多分ね、それで今のあたしがあるんだ。








   

   
   寒い寒い。
   こんな夜はクマさんのちゃんちゃんこにあっためてもらおう。
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by 2pinoko | 2005-10-05 00:08 | つらつら。