カテゴリ:自閉ちゃんと私。( 32 )

遠足

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おおきくなる


おおきくなってゆくのは
いいことですか
おおきくなってゆくのは
うれしいことですか

いつかはなはちり
きはかれる
そらだけがいつまでも
ひろがっている

おおきくなるのは
こころがちぢんでゆくことですか
おおきくなるのは
みちがせまくなることですか

いつかまたはなはさき
たまごはかえる
あさだけがいつまでも
まちどおしい


           谷川俊太郎 『こどもの肖像』より







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走ると決めたので
昔ほどではないにしても
夜はてってけ走るようにしています。
距離も時間もぐっと短く3キロですが。
あれ、そっちの走るじゃないって(笑)?


最近はバッハ。
ショパンは駄目だということが判明。
自分の気持ちが高揚してきて勉強にならないのさ。
ラヴェルもいい。
チェロはヴィバルディ。



ご報告。
マッチング結果も発表になりまして
4月からの勤務先が決まりました。
無事第一希望にマッチいたしました。
いつもののらりくらりよりはもちょっと頑張ることにして
また楽しみな春を迎えられるようにしましょう。

走れ 走れ。
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by 2pinoko | 2008-10-19 14:37 | 自閉ちゃんと私。

大人になったら


ママは力持ち。

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「ぴのこちゃん、医局は決まったの!?」

「まだなんですよねぇ。」

「あらぁ。うちのパパも気にしてたのよ。ぴのこちゃんどうするのかしらって。」

「あ、でもパパのとこ、今年人気みたいですね、同期が何人か入りますよ。」

「いっぱい飲ませたのがきいたのかしら。」

「あはは!意外とそうかもしれませんよ、案外単純なものですから。」


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綺麗な円を描くのが難しかった。
何度も何度も挑戦して綺麗に円が描けたときはそれこそ有頂天になって母に見せびらかした。
綺麗な丸が描けることが成長の証だと思っていた、幼稚園年少組、4歳。


お蒲団をひとりでぶわっと広げることが課題だった。
端をもって腕を上げ、蒲団を広げ綺麗にセットする。
背丈が足りないとうまくいかず、一度下に布団を置いて四隅をそれぞれ直しに行かねばならない。
お蒲団をひとりで広げることができることが格好よく映った、幼稚園年長組、6歳。


背が高い6年生、大人のミニチュアでくだらないことで喧嘩などしないのだと思っていた。・
泣いたりなんてしないのだと思っていた。
登校班の先頭を歩く姉が、凛々しく妙に大人びて見えた、小学校1年生、7歳。


いつもちゃん付けで読んでいた近所のまぁちゃんも中学生になったら「先輩」と呼ばねばならなくなった。
それが嫌で嫌で、馬鹿らしくて、理不尽な押し付けと校則にうんざりしながらも反抗もできなかった私は運動部に入るのをやめた。
これが大人になることならばつまらないと心底思った、中学一年生、13歳。


高校に入学したころは大人に見えた3年生も
いざ自分がなってみたらやっぱり子供で
きっとこの先もこういうことがずっと繰り返されていくんだろうなとぼんやりと考えていた、受験生の夏。


姉は私の歳ではバリバリに働いていた。
毎週2人でで待ち合わせ。いつもごちそうしてくれた。
時にはお酒にも付き合わされた。
よく、服を買ってくれた。忙しい中お弁当まで作って私を送り出してくれた。
やっぱり彼女は大人だった。
そして私もそんな歳になっていて、その事実に少々驚く。
子供たちから見ればしっかり「大人」だし
それどころか「親」と間違えられたりもするし
一年生からすれば何をしても許されてしまう「6年生」だし
老けて(!)見えているのかも知れない。
結婚について考えたり、行きつけのお店がいつの間にか小料理屋さんやバーになっていたり
白黒付けることを避けたり、空を見ているだけで泣けて来たり
それでもちっとも大人になれた気がししない
再び受験生、の、秋口。
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by 2pinoko | 2008-09-08 00:48 | 自閉ちゃんと私。

私がボランティアという言葉を使用しない理由



先日川原でバーベキューをしていた時のこと。

夏の夜。花火目当てに河原には人が集まる。この時期、警察官たちがこの周囲をパトロールしているらしい。花火は見るに楽しいが、その音・人々の歓声は時に周辺の住民にとっては騒音である。そして放置されるゴミ。それらの抑止力として、数人の警察官たちが河原に集まる人々に声かけをしているわけである。
一人の警官が話しかけてきた。近くにいたのは一年生たちと、私。立場的にも対応するのは私が一番適当と思われた。

「君らも隣の集団と一緒の集まりなの?」
「いえ、違います。」
「君らは何系なの?」
「えー・・・」

答えに詰まった。どういう集まりか。答えに窮したのは別に私たちが人に説明できないような怪しい集団であったから、というわけではない。一言で言い表せる適当な単語が思い浮かばなかったのだ。確かに組織としての名前はあるが、そんな名称を告げたところで意味はない。彼らはどんなことをしているのかを知りたいのである。自閉症の子供を預かって一緒に時間を過ごしてます、なんて説明するのも言いすぎな気がする。あえて言うなら福祉系?なんて頭で考えていたら後ろで後輩が答えた。

「ボランティアです。」






ボランティア。
志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人々。



よく、大学入試の面接の際自分をアピールする例として挙げられるものの一つがボランティア活動だ。私はこれこれこういうボランティア活動をしてきました!と意気揚揚語れ、というのである。これじゃまるで「私は誰かのために無償でこんなことをやってあげたのよ、評価して。」と言っているようで、私はいつも違和感を感じていた。ボランティアをしていること自体は大変素晴らしいことだと思う。ただ、どうも私はそれを人に「私はこんなボランティアをしています。」と語ることは「私は無償でこんな社会貢献をしているんだ」と言っているようで、どうも苦手なのである。たとえば
「お祭りの後のゴミ拾いを手伝いました。」
というのと
「お祭りの後のゴミ拾いをボランティアでしました。」
というのでは、どうも後者のほうがしてあげた感が強く出るような感じが私はしてしまうのだが・・・。使い方に違和感を感じずにはいられない。

よって、私はこのボランティアという言葉を使用するのが好きではない。正確にいえば、その使用の仕方が好きではない。


ボランティアと言いたくなかった、だから答えに窮した、というわけではない。私がボランテイィアと言わなかった理由、それは自分がボランティア活動をしていたなんて全く思っていなかったからである。確かに言われてみれば、私たちのやっていることはボランティアに分類されるものかもしれないが、もともと誰かの助けになろうなんて思って始めたことではなく、純粋に自分が子供たちと遊びたかったから始めた活動だ。子どもとはしゃぐのが楽しいから、その成長が楽しみだから、いつもとは違った世界を一緒に見ることができるから、ただあの子に会いたいから、私はあの場所に行くのである。
先日のような場面で説明するにはやはりボランティアサークルが端的で当たり障りなく良いのかもしれないが、やはり私は「ボランティアでやってます。」とは言いたくない。というより、完全に自分の楽しみためであるため、ボランティアで・・・・というのがどうも申し訳ない気がする。

今度聞かれたらなんて答えようか。
・・・・・正直に言うとこうなる。

子どもと、子供好きの学生から社会人までが集まって、みんなで本気で遊ぶ、そんな団体です。


ちょっと、危ない集団みたいだ。
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by 2pinoko | 2008-08-06 02:41 | 自閉ちゃんと私。

分岐点

・ルネッサーンス
オランダから始まったのではないことは強調しておいた。

・七福神
私の頭の中には大福様、が、いた。
美味しそう。

・試験とか試験とか
面接はやっぱり受けがいい。
初対面の人には基本笑顔⇒頬上がる⇒それ仕様の声
深刻そうな顔が出来ないのが悩みなんですが。。。。。

・甲子園
開幕しましたね。
今試合が始まったばっかりなんだけれど
見てたら泣けてくるのでテレビ消しました。
それでも泣くのわかってて熱闘甲子園見てしまうのだろうなぁ。

・乗り遅れたセール
素敵なスカート(定価は結構高い)がめちゃくちゃ安くなっていて
そしたら隣のワンピースも破格で
それに合わせてシャツもほしくなってきて
結局買ってしまった。ホクホク。
全部合わせてもこの値段って、素晴らしい。
たたき売り?

・暗闇でバーベキュー
私が注文したネギ塩ホルモンを食べ逃したのが心残り。
しばらく全身から漂う、炭の香り。

・日焼けした男の子
好き。

・模試の結果とか
外科系の得点率は高いのに比べて内科系が弱いらしい。
小児科が一番悪かった・・・・・
夏はマイナーに手を出す余裕ありません。
でも産婦小児はちょこちょこ手を出していかないとな。
残りの時間を考えると焦りますね。



来週はプールに行こうかな、と。
卒試始まるし、どうしようよ、終わんないよ、QB(本音)。



追記:
サラリーマンNEO が面白すぎる。
何、サラりんピックって(笑)!
さすがNHK、実況アナウンサーまでプロだ。
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by 2pinoko | 2008-08-03 17:07 | 自閉ちゃんと私。

成長日記


いただきますまで、おやつを我慢することができるようになりました。

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あの空間は誰もが優しく、愛情に満ちていて、笑顔が絶えない。
だから心地よいのだろう。

子供抱えてあっちゃこっちゃやっていると
本当の親子みたいねと先生に言われてしまう。
ちいママだね、なんて。
確かにいてもおかしくない年齢になってるんですよね、と苦笑い。
ちびめんこちゃんと時々「うちのこになるかい?」「うー」なんて会話しているのは
内緒、内緒。






で。
・・・・・・・・一年生の名前が覚えられないのが悩み。


「ええと、何くんだっけ?」
「あ、〇〇です。」
「どうも、よろしくね。また名前きくかも知れないけれど。ええと私は、、」
「あ、知ってます。ぴのこねえさん、ですよね。」
「え!?ねえさん!?なにそれ。」
「って教えられました、先輩に」

ねえさんが姉ではなく、姐で教えられているのではないかと。
そんな気がしてならない。





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お出かけ記録をつけたいわけですがなかなか写真を整理出来ずにいます。
そうこうしているうちにだんだんと溜まっていくわけで。
そのうちに、そのうちに。

本日は後輩たちがおうちにやってきて
冬仕様だった私のお部屋を春夏色に模様替えをしてくれました。
人手があるのをいいことに
ベランダ掃除して、ラグ踏み洗いして、白衣アイロンかけて、掃除機かけといてと
人遣い荒い家主をやりまして
すっかりおうちが奇麗、きもちすっきりいい気分。
sweetsもお酒も御馳走様。
自転車で一時間迷ってもめげない君なら大丈夫、応援してます。
就活大変だろうけれど、頑張れ。たまには息抜きに遊びにおいで。
社会人一年生お疲れ様。給料日楽しみにしてます(笑)。
幹部さんたち、陰ながら応援してます。
可愛い後輩をもって姐さんは幸せです。



明日はゆったりお出かけしてきます。
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by 2pinoko | 2008-05-11 02:45 | 自閉ちゃんと私。

無限


広がるものは限りがなくて、いつまでも追いかけていけるのだと、思っていた。

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子供の創造物って面白い。

どんな風に世界は映るのだろう。

そう、どんな風に、私は私の「世界」を見てただろうか。
最近は子供の発想に驚く、といういうよりは
そうそう、そうだった、と「思い出す」ことが多い。


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最近先生に飲みに連れて行ってもらうことが多く
おいしいお店を覚えます。
路地裏のんまい小料理屋さんばかり、だけれど。

明日も飲みに行くんだって。
最近手術室も暑苦しくなってきたし
絶対一杯目のビールはおいしい。絶対。





そういえば、昨日のカンファレンスで私がプレゼンしてたら
「ぴのこ先生、今日は何だか元気なかったなぁ。真面目な顔してるから。」
といわれてしまいました。

なんですと。

私だって真面目な顔しますよ、というか、真面目ですよ!
いつも笑ってばかりなわけではないですよ!
失礼な。





そういえば、とりあえず、大型でもない連休。
本気で遊ぶと決めたもんだから、遊びますけれど。
お出かけしますけれど。宿もとっちゃったよ。
なのに、この連休は勉強漬けする予定とか同期が言うもんだから
ちょっとビビってます。ま、出かけるけれど。






そういえば、そういえば。
外が気持ちがいいですね。
また緑に突っ込みたくなる季節到来。
私はこの一か月が一番好き。
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by 2pinoko | 2008-05-01 18:09 | 自閉ちゃんと私。

埋もれる

冷え込む日が続く。

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1歳4ヶ月の子供が足の裏の感覚を楽しむ。
凸凹と絨毯と床と
触覚を楽しむ。
靴下を履いていたのではわからない感覚。
その違いを何度も何度も行ったり来たりしながら楽しんでいた。

言われて気がついた。
私たちの子供は普通の子供たちが1歳ちょっとで夢中になるこの違いに
5歳6歳の、今、熱中しているのである。
彼らの成長では、今、なんだなぁ。



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大量に仕入れてきた銀杏の実をフライパンに入れて
ストーブの上でじわじわ熱す。
殻をひとつずつ砕くのは骨の折れる作業で
全ての実を取り出すのに2時間もかかった。
まだ、袋ひとつ分残っている銀杏の実。
こりゃあ平日じゃ出来ないなあ。


人混みは疲れる。
様々な人生が交錯する路地で美味しくない空気と人々の喧騒にうんざりしながら
一方で他人の中に埋もれることにほっとしている。
組織の中の一人、発表者の中の一人、学生の中の一人、行列の中の一人
周りの中のほんの一部になったとたん埋没してしまえる安逸にひたる。
人工的に並ばされた木々であっても、実は私と同じように
列の中の一木であることが安穏無事と感じているのかも知れないなんて
まるで意味のないことをふと思った。
まるで意味のない。



1月になってから急に忙しくなった。
3人の医師の下につき、毎日動いている。
忙しい毎日に私は相当疲れているのに
私が帰った後もまだ残っている先生方には感服する。
何より時間をとられるのは診療行為ではない。
事務作業が軽減できればもう少し余裕が出来るのに。

くたくたで人混みの中に立ったとき、解放された気がした。
誰も私を知らない状況に安堵したのである。
病院にいる私を誰も知らない。
余命幾許の話題でさえ無感情で聞いている私を知らない。
なかなか話の終わらない方にイライラしている私を知らない。
「まだ何とも言えませんので、検査してみましょうね。」笑って嘘をつく私を知らない。








朝になったら、また何かに疲れている私。
このままでいいのだろうかと、いつ頃からか漫然と考えるようになった。

2008年の目標は『手を前に出す』
がんばろ。
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by 2pinoko | 2008-01-28 01:44 | 自閉ちゃんと私。

待つ




雪だから 
冬だから



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一年半前から前に進めずにいることがあります。
顔をあげて走ってはみたけれど
景色は変われど常に視線の先には同じものを探して
どうやら私の周りだけが時を刻んでいるような錯覚に囚われることがことがあります。


うっすらと雪で覆って滑らかに
私の横を通り過ぎてくれるように
この景色と、同じ。


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早朝にふらっと出かけてきました。
雪を見に行こうと思って。
太陽が昇って木々の影がだんだんと短くなっていく様を
ザクザク歩きながら眺めていました。
ここのところ、いつもそう。こうやってお出かけするのにデジカメを忘れるのです。
最近の携帯カメラは高性能になってきたとはいえ
景色を撮るにはデジカメの方が数倍奇麗だなぁ。









階段のぼるのが好き
でもまだ降りるのは苦手なの
滑り台は後ろ向きで
しんちゃんのアンパンマンズックがお気に入り
「アンパンマン」「まんまんまー」「アンパンマン」「まんまーまー」
子供の成長はめまぐるしくて
おねえちゃんはいつも君に会うのが楽しみなんだよ。


「先輩、完全にお母さんでしたね。」
「お母さん・・・・お姉さんではなくて?」
「いやーお母さんでしたよ。」にやにや
「私、お姉さんの方がいいなぁ。」
「抱っこするときとかね、普通あんな扱い出来ないですって。」
「・・・・・それ、どーいうこと?」
「えと、母性愛に満ち溢れていたというか、どっしりしてたというか、貫禄あるって言うか。」
「褒めてくれてんの、それ?複雑だな。」

お母さんより、やっぱりおねえさんの方がいいなぁと思う今日この頃。
でも、実は子供たちの母親とあまり年が変わらないという、事実。








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私も 少し疲れたさ。
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by 2pinoko | 2007-12-09 12:56 | 自閉ちゃんと私。

バルタンぴのこは偉そうな先輩?


       ふぉっふぉっふぉっふぉ

       先輩 なんすか ソレ

       つ-かーまーえーるーぞー

       あははは!!その動き いいっすよ!

 
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バルタンぴのこはチビたちを追いかける。
という運命。

運動靴を履いて来るべきだった。




4回目の秋です。



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壊れたんですよ、本棚が。
前触れなく、こちらの都合もお構いなしに
ガコンという音と共に崩れ落ちたのは数ヶ月前。
教科書とファイルの重みに耐えかねて横幅増大、結果崩壊。
こりゃもう直しようがない。

私の部屋には本棚が3つありました。
ひとつは文庫本と絵本用
もうひとつは教科書用
この2つは結構大きな本棚だったのに
増えていく教科書やファイルをとうとう収納しきれず
新しいのを買い足して、全部で三つ。
今回段抜けしてくれたのはこの一番新しい本棚。


丈夫かつこれからも増えていくであろう書籍を収納しきれる大きさの
新しい棚が必要だ、が、組み立てる人員も必要だ。
ついでに秋だしラグも換えたいじゃないか、たまり続ける服もどうにかしてしまいたい。
⇒誰かにやってもらおう。
という何とも自分勝手な考えで後輩に声をかけたわけです。
 
 『今度本棚作るの手伝ってくれないかなぁ?(当然やってくれるよね?)』
 『いいですよ~喜んで!(ぴのこ先輩じゃ断れないよ・・・・めんどくさ。)』
     ↑と本当に思っていたかどうかは不明。




そんなに脅したつもりはないのだけれど後輩たちが5人やってきて
あっという間に積み上げられた本を整理し
不要なプリントをまとめ紐で縛り上げ
ダンボールを片付け
本棚を組み立て中に教科書を並べ
掃除機をかけラグを換え
白衣にアイロンがけし
食器を洗い牛乳パックをひらいて
模様替え 完了。

その間私はキッチンでお夕飯係。
ねぇねぇ、6人分ってこれで足りる?
嫌いなものない?
おでんにしようか、ことこと煮込んで。
何か飲みたくないの?甘いのでいい?


土鍋は皆でつつくから美味しい。






ストーブでことこと煮込む季節ももうすぐやってくる。
煮込み料理って、愛を感じる。
愛 愛 愛 なんだな。


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女子らは たらふく食べて 帰って行きました。
それは もう びっくりするくらいに。
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by 2pinoko | 2007-10-09 16:44 | 自閉ちゃんと私。

自閉ちゃんと私

やっぱりママの隣が一番。
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みんな、ママが大好き。



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私のめんこちゃんが卒業していきました。

めんこちゃんと私との出会いは3年前に遡ります。
初めの顔合わせはほんの数十分。
私のローテンポな話し方が彼を安心させたのか、すぐに懐いてくれましたが、お母さん曰く珍しいことだったんだとか。
その次は川原の水道で遊びました。
水を高く出してはとめて、逃げては出して。
水溜りの上の石を次から次へと飛び跳ねてぐるぐるぐるぐる。


私のめんこちゃんは言葉を持っていました。
持ってはいたけれど、もちろん会話ができるわけではありません。
自分の気持ちを正確に相手に伝えることが出来ずに苦しむ彼らです。
私は隣で思いつく限りを言葉にしました。
少しでも彼の助けになるように。
ものを指差して、いちいち名称を声に出して言う。
そして、それがどんなものか理解してもらおうとする。
楽しいときは楽しいと、冷たいときは冷たいと、痛いときは痛いのだと
気持ちに思いつく限りの言葉をのせました。

私のめんこちゃんは、嫌だと言うことが出来ませんでした。
自分のおもちゃを取られても取り返すこともしませんでした。
悲しそうにしているのに、それを言葉に出来ない、行動で表せない。
初めの1,2年は『だめ、それ僕の』を言えるようになるのが目標でした。

私のめんこちゃんは、数字と文字が得意でした。
車も大好きで、F1に関連してか国旗も得意でした。
よく文字遊びをしました。
数字を使って勝負もしました。
ムシキングもお得意。
虫の名前はもちろんのこと、原産国と全長まで暗記しているほどでした。

私のめんこちゃんはよくこんにゃくマンになりました。
不満な気持ち、つらい気持ち、悲しい気持ち、そんなものがどっとやってきて
こんにゃくマンになってしまうのです。
にゃくにゃくが到来するとさぁ大変。
また来たかぁ、こんにゃくマンめ。
でも、そんな彼が愛しかった。
よし、おねえちゃんと負んぶでかえろぅなぁ。
背中から伝わるめんこちゃんの体温が愛しかった。




あれから3年。
彼はお友達と遊べるようになりました。
コミュニケーションを取れるようになったのです。
拙いながらも、自分の胸のうちを言葉で表現するようになりました。
最近では足し算、引き算も出来るようになってきました。
自分を主張するようになりました。
ずるをするようにもなりました。
所謂、健常の子供が全く当たり前にやってのける一つ一つが
私たちにとっては大きな感動と喜びで
そうか、嘘がつけるようになったか、なんて嬉しくなってしまったりして。




前にも一度書いたことではあるのですが
私は自閉症を障害だと思っていません。
もちろん、この現代社会で生活する上では彼らの生き方は困難が多々あり
言葉がないこと
こだわりが強いこと
変化を極端に嫌うこと
協調性に欠けるところ
これらはすべて『障害』となります。
(もちろん個人差は大いにあります)
しかし、私にとっては目の前にいる子供は「自閉症児」ではなく
「その子」そのものなのです。
私の中にはくくりがない。
私だって言葉に出来ないことがいっぱいある。
変なところでこだわってばかり。
安定したところにずっと落ち着いていたい。
人に合わせるのは苦手。
これは程度の問題。
私は健常者、あなたは自閉症、そんな風にカテゴライズして考えたことがないんです。
まるでアイデンティティのように捕らえている部分が私にはあります。

だから、時々外部の方に『障害児』と言われると
お、そうだったのか!なんて思ってしまうのです。


そんな私ですから
「自閉症の子供といかに遊ぶか」なんて気にしたことがありませんでした。
常に「めんこちゃんと楽しく遊ぶにはどうするか」を考えてきました。
「めんこちゃんに私が何を教えられるか」「私がめんこちゃんの助けになるにはどうすればいいか」
そうやって過ごした3年間でした。

多くのことをめんこちゃんに教えられました。
私が彼を助けてあげるつもりだったのに
最終的に救われたのは私のようです。






写真をもらいました。

めんこちゃんと初めて出会ったときの写真でした。

ぽんと踏み出そうとするめんこちゃん
後ろで手を出して支え、笑いかけている私。

宝物です。






卒業おめでとう。

最近忙しくして、淋しい思いさせてごめんなぁ。
これから辛いことも悲しいこともあるだろうけれど
あなたは芯の強い子です。
きっと乗り越えていけるよ。
ママも、ぴのこちゃんも応援してっからなぁ。

また一緒に遊ぼう、待っているから。
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by 2pinoko | 2007-03-28 15:56 | 自閉ちゃんと私。