アンパンを食べている




「ねね、この雑誌のホテルのスイーツバイキングすんごく美味しそう。」

「おおお!これは行くしかないな。」

「だねだね、いついこっか。」

「じゃあ次仕事が休みのときに。」

「いいよ、私合わせるよ。やることといえば勉強だけだし。」




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そんなやり取りがなされ決定した甘いものまみれイベント。

・・・そういえば私、ダイエット中だった。





風鈴をベランダに移しました。
風が吹くたびにちりんちりんと優しく響いて
じとっと暑くてもクーラーを付けずに網戸でその音色を楽しみたくなります。

マッチングも予定していたものの半分を消化。
自分のダメ具合を確認しつつお勉強の日々です。
勉強しているととにかく山に行きたくなって
特に夏ですから。富士山に登りたくなって
の前に登山道具揃えないととかとか。
卒業旅行はどうしようとか。
関係ないことを考えたくなるのは人間の性。

勉強頑張るぞーとじぶんに何度も言い聞かせないとがんばれない性分なので
日々、目が覚めてから、「本日のノルマ」を脳内で唱えたりしています。

学生最後の夏休み。
それでも今までだってなんだかんだ休みの半分は試験勉強でつぶれていたことを思うと
いつもと変わらない夏休み、なのかも知れません。



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アンパン

ぼくの父はアンパンを軽蔑していたが
フォアグラは尊敬していた
そして生涯ニンニクを愛した
母のことも愛していたと思うが

母は父を意地がきたないと言っていた
戦争中息子のぼくにも内緒で
ひとりで乾燥イモを食べたという理由で
離婚を決意したこともあったそうだ

父は「雨ニモマケズ」に感動していた
一日玄米四合ト/味噌ト少シノ野菜ヲタベ
という食生活は自分には出来ないと
知っていたからであるまいか

九十一歳のときバルセロナへ行った
ガウディをきわめて罵った
イベリア空港のことは褒めた
昼食にキャビアが出たからだ

死んでから勲章をもらった
法をおかしてサンショウウオを食ったことを
誰も密告しなかったらしい
ちなみに父は哲学者だった


ぼくは今アンパンを片手にこれを書いている

               


                       谷川俊太郎『真っ白でいるよりも』より







アンパンと麦茶を盆にのせ窓際に運ぶ
本日の夕飯
ベランダで夕涼みしながら思い出した詩



ちりん ちりん 風鈴
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by 2pinoko | 2008-07-30 00:55 | こんなことがあった。
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