秘密

  
    ね、ね。
    これで学外出てもいいと思う?

    まぁジャケットで見えないけれど・・・・。
    そんなに面倒?着替えるの。 
    あ、せめて聴診器はおいていきなよ。
 


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そんなわけで今日の空き時間に街中をてくてく。
雨上がりの空気は重みがあって
優しい風 が吹いていました。


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考えていました。

伝えるべきか否か 迷っています。
伝えるのならどうしたらいいのか 
どうやって“それ”を告げればよいのか わからないのです。

今日もてくてくしながら
今メールをしてみるか やっぱり電話か
でもきっとつながらないから それならどうやって伝えるか。
画一化された文字で伝えるのは嫌だし
かといってうまく自分を説明できない私が自分の口でどこまで伝えることができるのか
じゃあ手紙を書こうか いやそんなこと出来ない

そうやって同じことを何度も何度も考えているのです。

“それ”は私の頭の片隅にどんな時もでんと居座っていて
勉強していても ご飯を食べていても
検査を見ていても opeを見ていても
飲んでいても 走っていても
テレビを見ていても 寝ている時でさえも
ふらっとやってくるのです。
「ちょっとあんた、どうするつもりなのよ。」と。

それをもう1カ月近くずっと繰り返していると 
まるで恋する女の子みたいで。
あの人に伝えるべきかしら でも決心がつかないわ
毎日がどきどき
「恋する乙女」がごとく寝ても覚めてもそれに悩む自分が
てんで馬鹿らしくなってきて 私はてくてく決心したのです。
  よし 今日 私は やる。
大きく息を吸い込んでもう一度
  うん きっと 伝えるべきなんだ。






決心してロッカーに戻ると
伝えるべき時期を逸していたことが判明。
だめみたいだ しばらくは。
伝えられたとしても それは一か月先の話になってしまいました。

また私は一か月近く 寝ても覚めても
あなたと“それ”について考えなければならないようです。
恋する乙女がごとく。








         

  美しく実る稲穂に 愛を知る 夢も終わる
  駆け出した 風に逆らい 夕焼けが僕らを染めていた

  あり得ない明日に憧れ 何度でも無理にふくらまし
  そんな日々を軽くなでられ なんでだろう 涙が止まらない
  なんでだろう 君から逃げられない

  誰にも会えない気がしてた クジ引きだらけの街にいて
  もうウソはつけない 無性に何か飲みたい
  初めて本気でカワイイ蜂に刺された

  泣き笑い ドラマよ続け 夕焼けが僕らを染めていた
  夕焼けが世界を染めていた

  ケモノになれないケモノでも 優しくされたら燃え上がる
  遠い国の景色 今 君に見せたい
  最後の花火を二人で打ち上げようよ

  泣き笑い ドラマよ続け 夕焼けが僕らを染めていた
  夕焼けが世界を染めていた


   

                      『稲穂』  

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by 2pinoko | 2007-10-29 20:15 | つらつら。
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