自他


私は言い過ぎてしまったんだろうか。

でもこれ以上、私の大切な人を失いたくはなかった。
もう、苦しむ顔など見たくはなかった。


彼女がもう決めてしまったことなのだから もう何を言ってもその考えを変えることはないのだろう。
求めてはいけない。
期待してしまうから。
見返りが欲しくなるから。
私が出来ることは もう 終わってしまったのかも知れない。
願ってもいいけれど 求めてはいけない。
ソレハ私デハナイ 他人ナノデス。


それは空虚で
押しても押しても手ごたえのない暖簾のようで
でもきっとそんな意味のない刺激さえも求められている気がして
私は出向く。
煌々と光るコンビニの裏の彼女の家へ。


進展はなく
改善はなく
反復横とびのように同じ動作で同じ場所を行ったり来たり。
行ったり来たり。
いいのだろうか。
私はこれでいいのだろうか。
彼女はこれでいいのだろうか。
行ったり来たり。


間違っていないことが正しいというわけではない。
ここで私が持つのは正論で きっと彼女には意味を成さない。

どうすることがよかったのか。



きっと私は言い過ぎた。
正論を。

それは私のバックグラウンドでは有効でも
彼女には意味を成さない正論だった。

ソレハ私デハナイ 他人ナノデス。











私の大切な人たちが健康で、いつも笑っていてくれればいい。

それだけなのです。












今日はいろんなことが一気に起こりすぎた。


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今年、1番の夕空だった。

体育館に向かう途中に。
空の青がだんだん暗くなり
日に染められた雲が哀愁漂う色となるまでのわずか15分間、私は歩き出すことが出来ずに空を眺めていた。

ここが地球であることを思い出した。
大気に囲まれ雲が覆う星であることを思い出した。
その中の1つの生き物であることを思い出した。


「泣いていいよ、今日は。」

「ありがとう、だけど泣かないよ、今日は。」

「でも、泣きたかったんでしょう?下ばかり見て自転車を漕いでいたもの。」

「見ていたの?」

「見ていたよ。だから今日はいつもより、綺麗に照らし出してねってお日様に頼んだんだもの。気がついてもらえるように。」

「そうだったの、ありがとう。おかげでモヤモヤが吹っ飛んで行ったよ、あなたを見ていたら。とても綺麗だったから、見とれてしまったよ。そしたら部活に遅刻してしまった。」

「泣いていいよ、今日も。」

「ありがとう、でも今日は泣かないんだ。もうちょっと頑張ってみるから。」























書きたいことはいっぱいあったけれど、それは明日に。


だって今日はいろんなことがあったから。
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by 2pinoko | 2005-10-18 01:22 | こんなことがあった。
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